無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - | pookmark |
12話概要。ついに心平兄さんと雷蕾の過去の一端が明らかに‥‥。
丹青と行直の目から妹を隠すため、心平が話しかけているうちに雷蕾と白純が彼女を温室に連れ込んだ。心平は遠くのレストランに行こうと提案するが、その様子が不自然なのに二人は疑心を抱く。
 雷蕾は温室で、平安に資料を渡すよう迫ったが、隙をみて逃げられてしまった。行直も妹を発見し、みんなで駐車場に追い詰めた。行直はむりやり平安を連行しようとしたが、逆に銃を奪われ、逃げられる。
 心平のところで、行直は妹がイギリスで学校に行っていなかったことを教えられた。そこへ突然、叔母から電話がかかってきた。なんと平安が家にやってきて、大文をつれてくるよう要求しているという。
 平安は母親の病気のことを知り、喜ばせようと思って、結婚して子供も身ごもったとウウソをついていた。行直は母親が平安のことはわかるのに、自分のことがわからないのを見て奇怪に思った。心平は再び平安に資料を渡すよう迫ったが、平安は、死霊は安全なところにしまってあるから大丈夫だと安請け合いするばかりだった。

 雷蕾は母親の会社へ行き、秘書と共に資料室を漁っていた。そこで雷蕾は、母親が資料をすべて紙媒体で保存し、電子データにしていないことを知った。

行直はパソコンの得意な部下に頼んで、ハッカーとしての平安のことを調べてもらった。
丹青は夜、行直をジョギングに誘った。脳をリラックスさせるためだという。行直はジョギングの跡、丹青は近寄り難い雰囲気があって、部下も恐れているので、メガネでもかけて雰囲気を和らげてはどうかと提案した。丹青は、「あのとき、メガネかけてないほうが美人だといったくせに」と独り言をいい、アメリカで行直に会ったときのことを思い出していた。
 当時丹青はアメリカのレストランでアルバイトをしていたが、そこで行直が恋人にふられるのを見たる行直はずっとヤケ酒を呑み続け、我慢できなくなった丹青は行直に早飲み勝負をしかけて、呑むのをやめさせたのだった。

雷蕾は資料室でたくさんの靴を見つけた。そのうちの一つは五歳のとき母親がくれた誕生日のプレゼントで、もうひとつは20歳のときに母親が用意し、受け取れなかったプレゼントだった。
そのとき母は出張先から戻ってくるとすぐに雷蕾の誕生日を祝うために家に戻ってきた。だが、雷蕾は不良仲間と誕生日を祝っていた。そのとき祁が泣きながらやってきて、子供ができたのに相手の男に捨てられたと訴えた。雷蕾はカッとなった勢いのまま、一人で祁の彼氏のところへ乗り込み、逆に強姦されそうになって、揉み合っているちに相手を殺してしまった。

そのとき、心平は自分のシマにあるディスコで妹の誕生会をしていた。そこへ羅庚から連絡があり、百万ドルの報酬で死体を片付けるよう命じられる。羅庚に命を救われたことのある心平はこの命令を拒否できず、死体の処理をしながら、パニック状態の雷蕾の世話も引き受けることになる。
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
11話概要。妹と心平兄さんがそっくりで、そのそっくりな妹とつい結婚しちゃったワイマンって…。
 華碧は贈賄の証拠資料が盗まれたことについて、会社の幹部たちに知られないように命令を下した。
 心平は冰室で再び平安と出会った。心平は平安に資料を渡すよう命じるが平安は応じず、話題を変えて、自分の夫を探してほしいと兄に頼んだ。心平はそれを聞いて仰天した。平安がいうには、その男とはラスベガスのカジノで出会って、協力して大勝ちをした。勝利の乾杯をしているうちに酔っぱらって、その晩のうちに結婚してしまったのだという。だが、翌朝目を覚ましたときその男はおらず、結婚証明書だけが残されていたのだ。
 平安が見せた写真の男は、なんと大文だった。心平が「その男」を見つけてくる代わりに、妹は書類を渡す約束をした。
 心平は中古車販売場で大文をしばりあげて、自分の妹と関係を一夜のもったことを詰問した。白純が心平を落ち着かせようとしている間に、大文は車に乗って逃げ去ってしまった。

 平安のバックアップをしていたSunny與Ringoはまだ報酬が払われないことについて平安に質した。平安がまだ資料を依頼主に渡していないと知って激怒した二人は平安の髪を掴んだ。平安は上手に彼らの手を逃れ、すぐに取引を終わらせると言い残して逃げ出した。

 雷蕾は政府の役人とこっそり会っていた。役人は、元々の計画では鉄道は華碧の土地を通ることになっていたが、市民が騒いでいるため、政府は腰が引欠けている。もしこの贈賄事件が本当だと市民に知れたら、計画は変更され、鉄道は五叔の土地を通るだろうと教えてくれた。

 自然学校はしばらく閉校することになった。華碧は、なんの手伝いもできないことを詫びたが、祁は逆に、華碧がずっと自分の味方をしてくれたことを感謝した。そして、学校に対して後悔するとはないが、雷蕾との関係を修復できなかったことを謝った。

 行直は、心平が自分の考えた母のためのメニューに従わず、高蛋白高カロリーの海鮮を買っているところに行き会い、不安のあまり一緒に買い物をすることにした。そこで行直は心平が料理ができないので母や叔母に料理させていることを知り、腹をたてたあまり買い物を奪い取り、自分で料理するため家へ戻った。

 行直はまず跌打館に戻ったが、そこでカットが帳簿をつけているのに行き会った。そこへ丹青がやってきた。カットは調理の手伝いをしたがったが行直に断られた。なのに行直は丹青に。家で古い広東映画を観ていくよう誘ったので、カットはむくれた。
 家に戻った行直は中がメチャクチャになっているのを発見した。丹青は、自分が晩御飯を作るから、その間に掃除をするよう行直に提案した。
 料理はできたが、母たちは戻ってこなかった。行直は叔母に電話し、母が石頭仔に化けた子供を連れて冰室に行き、そこでステーキの鉄板焼き食べようとしていることを知った。行直は冰室に駆けつけ、心平が全く自分の指示に従ってないことを怒った。だが、母が「石頭仔」と一緒に、本当の家族のように幸せそうに鉄板焼きを食べているのを見て、自分がのけものにされた気になった。腹をたてた行直は家に戻り、丹青の作った料理をやけ食いした。丹青は行直を慰めるため、家族がいなくて寂しかった自分の過去について話をした。

 雷蕾が急いで心平を呼び返した。身の回りを点検した結果、心平の携帯電話に盗聴器がついているのを発見した。心平は、平安がつけたものだと推測した。雷蕾は、今回の資料の件が自分の母の生死にさえ関わるので、もっとまじめにやってほしいと心平をどやした。心平は、平安は強くでると意地になる性格なので、上手に機嫌をとらなくては言うことをきかないだろうと言った。そして平安がなにをたくらんでいるかを推測し始めたとき、心平は、ついさっき携帯電話を使って大文に連絡したことを思い出した。

 平安は大文に会いに行き、離婚手続きをしたいだけだと言った。大文は平安の計略にはまって電気ショックで気絶させられ、素っ裸に剥かれて車に縛り付けられた。平安はその車を市街地に向かって走らせた。心平が車に追いついたが、平安には続けてやっていいと許可を与えた。大文は群衆に取り囲まれ、素っ裸の写真を撮られまくった。

 丹青は行直のために心平と連絡を取り、彼の植物園に行直を連れていった。ちょうどそのとき、中では平安が心平の全面的な許可の元、大文をいじめて大はしゃぎしていた。だが、雷蕾がなんといっても、平安は資料を返そうとはしなかった。
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
10話概要 ああ、もう半分終わってしまった…
  謎の組織が衛星電波をのっとり、香港全土に向かって発信した。48時間以内に華碧が十年前、政府高官へ賄賂を贈った証拠を公開するというのだ。
 
 祁と雷蕾は村人に責められていた。不動産会社とグルになって利益をむさぼろうとしたことに対して、賠償金を払えという。雷蕾は強い態度で要求を拒絶した。そして、証拠を出してみろと逆に村人へ迫った。形勢不利とみた村人たちは話題を変え、デモ隊に村の平穏がかき乱されたことについて賠償金を要求してきた。祁は、全ては五叔のはかりごとだと訴えたが、村人は聞く耳をもたず、学校の門をふさいでやると脅してくるのだった。
 白純と大文が資料を分析した結果、華碧と五叔が自分の土地へ鉄道を通そうともくろんだことが原因で、その中心点にある祁の学校がつぶされそうになっているのだと推測した。大文はさらに、元々学校の土地は六年前に政府に回収されかかっていたが、華碧が買い取って低金利で祁に貸す形になっていることを突き止めた。
 心平は、面倒ごとを嫌う政府は鉄道を五叔のほうへ通す気になるだろうと指摘し、五叔が黒幕だと推測した。大文は、謎の組織がまだ収賄の証拠をつかんでいない今が反撃のチャンスだというが、心平は、華碧が自分の手助けは受けたがらないだろうと思った。
 そのとき行直が電話してきた。母が行方不明になったというのだ。
 
 華碧は公開討論会に出席しなければならなかった。心平の母を送り帰すよう祁に命じるが、母はその場を離れようとせず、討論の最中に華碧が観客にやじられているのを見て、必死になって弁護しようとした。
 
 行直と叔母たちはあちこち探しまわったが母を見つけられず、行直はなぜ母から目を放したのかと心平を責めた。ちょうどそのとき、祁から電話があって、母が華碧のところにいることがわかった。
 母は華碧の家で、歌を録音したカセットテープや舞台衣装に大興奮していた。迎えに来た行直と心平はそこで、母が雷蕾の母と親友だったことを知った。
 母と心平をしかたなくもてなしながらも、華碧は娘と別れるよう心平に言った。母はわけがわからずに混乱し、雷蕾は話をごまかすしかなかった。母は昔の自分と華碧のことを話した。母は昔、道端で糖水(汁粉)を売り、華碧はその近くで歌を歌って生活していたのだった。当時、心平の実父である司徒老實は二人に気があったのだが、華碧が突然失踪してマカオに行ってしまったので、司徒は母と結婚したのだった。
 
 行直は病院に行って主治医に母の病状を質した。しかし医者は、いつ記憶が戻るかははっきり言えないと繰り返すばかりだった。がっかりした行直は、道すがら古い広東映画のVCDを物色していて丹青とばったり出会い、一緒に家で映画を見る約束をした。
 
 跌打館に戻った行直は、カットが家を掃除しているところへ行きあった。カットは行直にまだ姉と連絡をしあっているのは、忘れられないからなのかと探りを入れた。行直は、昔の彼女も今となってはただの友達だと断言した。そのとき丹青がたくさんのお菓子を買ってやってきた。一緒に映画を見ようと誘われたが、カットは顔を曇らせ、言い訳をしながら立ち去った。丹青はカットが行直を好きなのだと見抜いたが、行直は妹みたいなものだと言った。それを聞いて、丹青は密かに喜んだ。
 
 平安(ピンオン=DUCK-DUCK)は変装して蕾碧の会社に忍び込み、資料室からファイルを盗みだした。ちょうどその頃、雷蕾は母のオフィスで、贈賄の証拠資料が誰かに盗まれる前に、拆局專家に渡して後の処理を任せてほしいと説得していた。しかし母は拒絶した。雷蕾はそれでも引っ込まずに、今回の相手は国際的な犯罪集団に違いないので、もし資料が彼らの手に渡ったら実刑も免れないと言った。心平は母娘の言い争いを止めようとしたが、逆に二人から怒鳴られ、オフィスから出ておくことにした。そして、廊下で偶然に、変装をした平安とすれ違ったが、妹とは気づかなかった。
 華碧は資料室に泥棒が入ったとの連絡を受けた。雷蕾はすぐ心平に連絡し、泥棒の跡を追わせた。平安は非常階段で身なりを替え、ビルから出たところで心平にばったりと出会った。心平が愕前としている隙を狙って、平安は兄に抱きつくマネをして一撃をくらわせ、逃走した。
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
9話 母の脳内では、石頭は子供なのに心平は今の姿でいいんだね(笑)
  心平は母の作った羅漢果スープを持って跌打館に赴き行直に好意を示すが、行直は見向きもしなかった。母はずっと心平の弟の「石頭仔」がどこに行ったか気にしている。心平はとりあえず旅行に行ったとごまかしているが、行直は心平に身代わりの心当たりがあるのかどうか疑っていた。
 
 雷蕾は植物園で白純が育てた無農薬野菜を誉めちぎっていた。白純は心平の様子を尋ねた。雷蕾は自分が手助けしなくてはどうにもならないだろうと答えた。白純は二人が一緒になるのは難しいだろうが、幸せになってほしいと告げた。白純はさらに、ひとかごぶんのイチゴを準備して、祁の学校の生徒にプレゼントするように言った。
 
 雷蕾は学校で、子供たちがとてもいい子なのに感心した。もってきたイチゴを洗って食べさせたが、子供たちはすっぱいといっていやがった。そこへちょうど、雷蕾の母が大きくて甘いイチゴを山と持ってやってきた。母娘は少しの間、座って話をした。祁は洛神花茶を淹れて二人にふるまい、和やかな雰囲気にしようと努力したが、結局母娘はまた言い合いになってしまった。
 
 心平は祁の息子を「石頭仔」に化けさせることにした。誰もがそっくりだと感心した。母も祁の息子を見て大喜びした。一同は母を喜ばせるため、マージャンをすることにした。子時都很開心,祁子把鳳儀喚作媽,哄得鳳儀樂得開懷,相約眾人一同打麻將。祁の息子が腹を減らして母親を呼んだとき、祁は母と同時に息子に返事をしてしまい、一同はごまかすのに苦労した。
 
 丹青は部下をねぎらうため、カラオケパーティを開くことにした。刑事たちは気がすすまないまま、やむなく出席することにした。そして、これは丹青が行直に気があるので、自分たちをダシにしているのではないかと推測した。カット一人が反対した。刑事たちは飲みすぎてへべれけになり、うっかり丹青に向かって、厳しい物言いや独善的な行動が嫌だと言ってしまった。
 行直も酔いつぶれて街角で寝そうになった。丹青は行直がうわごとで「家に帰れない」とつぶやくのを聞いて、自分の家へ連れ帰った。実は、丹青はアメリカに留学していたとき行直を見知っていたのだが、行直は思い出せないでいるのだった。翌日、目を覚ました行直は自分がパンツ一丁で、丹青がシャツ一枚の姿なのを見て仰天した。
 行直は丹青の作った朝ごはんが欧米のレストランのようだと誉めた。丹青はアメリカに留学していたときレストランでバイトしていたことを語った。部下たちは行直を心配して家の前で待っていたが、行直が丹青と二人づれで家に帰ってきたのを見てびっくりし、カットはショックを受けた。
 
 雷蕾は心平たちに学校の修繕を任せることにした。心平は学校を改善するために大工仕事をしようとするが、大文と白純は子供と遊んで手伝うという。そのとき突然、デモ隊がまた学校の門に来て騒ぎ始めた。拆局專家たちは一目で、彼らが裏でカネをもらって騒いでいることを身抜いた。そして、目的は学校の土地の地上げだろうと推測した。デモ隊は学校に向かっていろいろなものを投げつけ始めた。雷蕾は大文に、デモ隊の中へ混ざって混乱させるよう命じた。大文はデモ隊に、もらった値段では不満だと話しかけた。デモ隊は大文を取りかこんで殴りつけ、大文に怪我をさせた。そこへ警察がやってきた。大文は傷害罪で訴えるといったが、デモ隊の一人が大文に殴られてケガをしたふりをした。しかし全てを録画していた雷蕾に蹴散らされた。
 
 雷蕾は、祁の學校の土地が新界の住宅区としての発展を阻害しており、大勢が土地を狙っているのだと分析した。祁は、この学校は自分の力で創立したもので、ひとかたならぬ愛情があり、どんな高値でも手放したくないと言った。
 
 テレビから流れてきた雷蕾の母、華碧の歌声が心平の母の心を騒がせ、ひとつの記憶をよみがえらせた。
 華碧は会社での会議で、政府の新しく開設する鉄道が自分の土地の上を通るので、学校の土地を回収したいと発言した。そうずれば、不動産業界の大物、五叔の所有している土地よりも面積が広くなるのだ。しかし会議では多数決で否決された。
 会議の後、オフィスに突然心平の母が訪ねてきた。
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
お願いがあります。
 

にーちゃんの、大陸の自動車の広告です。数十秒しかないので、みなさんぜひこれを再生してから「いいね」を押してください。古惑仔五人で、再生回数を競っているらしい……

http://v.youku.com/v_show/id_XMTMwMzA2NzUzMg==.html

| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
8話概要 心平が虚空を睨みつけて母を抱きしめるシーンがすばらしくいい。

  行直は母親が自分のことを忘れているのを見て、仰天して医者に状況を質した。医者は、病人の神経が圧迫を受けて記憶を混乱させていること、刺激を与えるようなことは慎むようにと言った。
 心平は現場で逮捕されて警察署にしょっぴかれたが、自分から傷害罪を認めた。行直は私情をはさまず公務を執行すべきだと言うが、内心では心平に感謝していた。しかし自分が法の執行者であるからには、たとえ心平が重い刑を受けようと正規の手続きに従って心平を送検すると言った。
 丹青は細頭が殺されてからニセ粉ミルクの売買がストップしているので、小物の買人は税関に任せておこうと言った。丹青はさらに、大頭がクルーザー上で心臓発作を起こして死亡したと告げた。
  大頭の妻はクルーザーにつれてこられて、二人で話すように言われた。彼女は大頭に対する不満をぶちまけ、別れたいと言った。大頭は激怒して妻を締め殺そうとしたが、そのとき心臓発作を起こした。妻はそれを見殺しにしたのだった。
 
 心平の保釈手続きをした陳弁護士は雷蕾のロースクール時代の友人だった。談笑の中で彼は、今でも雷蕾に弁護士事務所に入ってほしいと思っている、と告げた。しかし雷蕾は弁護士稼業は実力よりも人間関係が重視されるので、絶対に嫌だと断言した。
 
 心平と行直は主治医に呼ばれ、母の病状について説明を受けた。手術はせずに、凝血がゆっくり体内に拡散していくのを待ったほうがいいという。また主治医は、退院して家で過ごしたほうが病状にはいいので、彼女が行直を忘れているなら心平が面倒を見ればいいと提案した。母は心平を一目見たとたん抱きついて離そうとしなかった。心平は内心で自分を責めつつ、母を家に連れ戻った。それを見つめる行直の目には複雑な色があった。
 雷蕾は行直に、母が救急車で運ばれたときにちょうど家へ着いたところだったことを話した。心平は母が危ないのを見て急いで救急車を追いかけたのだと。さらに彼女は、心平が家を出てから、家族で過ごすようなイベント事のある日は一日じゅう一人で古い映画を見て過ごすことを話した。それは彼の逃避行動なのだと彼女は言ったが、行直はそのとき、心平や母親と古い映画の役になりきって遊んだことを思い出した。行直は急いで話題を変え、心平の刑を軽くするために、雷蕾にできるだけたくさんの情状酌量願いを地位のある人たちに書いてもらうよう勧めた。

 雷蕾は家に戻って母と食事をすることにした。母に、心平のために裁判官への手紙を書いてもらうためだった。けれども母は、雷蕾が相変わらずのツンケンした態度なのを見て、約束はできないと言った。雷蕾は憤然として席を立った。
 
 行直はパソコンで昔の恋人に連絡をしていた。やむをえず跌打館に住むことにしたのだった。そこへ丹青が、行直の報告書にサインをさせるためにやってきた。そして心平について弁護した。おしゃべりをしているうちに、二人とも古い広東映画が好きであることを知って話が弾んだ。
 
 丹青は家の近くに羅庚の車が停車していることに気づいた。実は、羅庚は丹青の養父なのだった。丹青は二人の関係を上司に報告しようと思っていると告げた。だが、そうすれば彼女は、養父が黒社会に関わっているということで、警察をクビになるだろう。羅庚は彼女を止めた。丹青は今回の大頭の件でどうしようもなくて羅庚の手を借りたことを悔い、二度としないと言った。羅庚は何事も娘の意志に従うが、もし命が危険になったら傍観はしないと答えた。
 
 心平は母の家で幾度も寝がえりをうっていた。寝付かれない彼は昔のオモチャなどを見つけ出して、母とのことをいろいろ思い出した。ガラクタ箱の中から古い広東映画のDVDを発見した心平がそれを見ていると、母が起きてきて、二人で仲良く一緒にテレビを見た。
 
 雷蕾の母は気を変えて手紙を書くことにした。雷蕾の来るのが遅かったので、祁は危なく手紙が破り捨てられるところだったと言った。手紙を渡しながら、母はこれで一つ貸しができたのを覚えておくよう、娘にいうのだった。
 手紙のおかげで、心平に出されたのは社会奉仕命令だけで、実刑は免れた。
 
 母は家で何度も掃除を繰り返していた。粥にも何度も塩を入れたが、本人は気づいていなかった。そこへ行直が様子を身にきたが、母によって追い払われてしまった。
 
 祁が学校で授業をしていると、校門の外にデモ隊がやってきた。祁が生徒を虐待しているので、学校をやめろと騒いでいる。デモ隊は学校の門を押しあけてなだれこんできた。そして、中のものを破壊しながら祁に罵声を浴びせるのだった。


 

| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
7話概要 アクションまたアクション!面白くてたまらんわーこのドラマ…

 行直の上司は、粉ミルク事件がますます世相を騒がせていることにいら立ち、細頭を殺害した犯人を早く見つけだせと叱った。行直は、大頭か大陸組織が怪しいと答えた。上司はその答えに不満だったが、丹青が行直をかばった。
 
 心平は何度も大頭の妻が誘拐された動画を見ているうち、これは大頭の自作自演ではないかと疑い始めた。雷蕾も動画を見なおしたが、内心別の意見をもった。
 細頭の殺害について、丹青與と行直は直接大頭のところへ行ってゆさぶりをかけた。大頭は激しく感情を爆発させつつ、事件は自分と関係ないと断言した。だが、そこで丹青は疑わしい血の跡を発見した。夜になって彼女はAチームを連れて大頭のアジトへ忍び込み、あちこちから血液を採取した。ゆえに警察もまた、妻の失踪に大頭が関わっているという疑いを持った。
 
 大頭は、心平が弟と共謀して自分を陥れ、細頭の逃亡を助けようとしたことも羅庚に抗議した。羅庚は一方で大頭に謝罪し、一方では心平に、大頭が狙っているのでしばらく香港を離れるようにと勧告した。雷蕾は羅庚のそのいいように不満を持ち、大頭の妻さえ見つけ出せば問題は解決するではないかと反論した。
 そのとき、大文がノートパソコンを持ってやってきた。彼は動画の音声を増幅して、背景音から大頭の妻が捕らわれている場所を特定したのだ。雷蕾はさらに、画像を拡大して、大頭の妻が胸に自分の母親と同じブローチをつけていることを発見した。折しも母は大頭の粉ミルク市場に割って入ろうとしているところだったので、母がこの件に関わっているのではないかと彼女は疑った。雷蕾は母親のオフィスへ行き、会員制クラブのVIPカードをくれと要求したが、拒絶されてしまった。
 
 大文は海岸で、クルーザー上にいる大頭の言葉を盗聴していた。そこで大頭が心平たち兄弟をこらしめるため、彼らの母親を襲撃するという話を聞きつけた。
 
 雷蕾の母は、大頭と心平ら兄弟の争いに羅庚が関わっていると見て、羅庚をオフィスに呼んだ。羅庚は、大頭の粉ミルク市場を彼女が狙っていることを知っており、大頭の妻の失踪を好機として大頭兄弟の感情にくさびを打ち込んだことを認めた。だが、それは全て彼女のためにやったことだと語った。この二人の会話を雷蕾は全て盗み聞いていた。母のオフィスを訪れたとき、盗聴器をしかけておいたのだった。
 
 心平は病院を訪れ、大頭が母を狙っていることを行直を告げるが、信じてもらえない。大文は大頭が放った刺客の跡を尾けていた。心平になんとかして止めろと命じられ、大文はかろうじて彼らの写真を撮ることに成功したが、四人に殴られ、電話を壊されてしまった。
  その知らせを聞いた心平はすぐ行直に知らせるが、相手にしてもらえない。だが、行直がその場を立ち去ろうとしたとき、看護師が、母が行方不明になったと知らせてきた。実は、母は二人の争う声で目を覚まし、心平の姿を求めて病室からさまよい出ていたのだった。
 
 白純はクルーザーに赴き、以前の付き合いに免じて心平の母を襲撃するのをやめてくれと大頭に訴えた。
 一方、雷蕾は羅庚を訪れて、彼が大頭の妻の失踪に絡んでいることを指摘した。羅庚は自分が大頭を片づけようとしたことは認めたが、妻の誘拐には関わっていないと明言した。しかも羅庚は、これは全て雷蕾と彼女の母のためにやったことだと言ったが、雷蕾は信じなかった。
 雷蕾は会員制クラブで大頭の妻を発見した。妻は全てを彼女に語った。雷蕾は、大頭ときちんと話し合いをしなければ、たくさんの人が巻き添えになると諌めた。
 白純は自分たちが妻を発見したと大頭に告げ、暗殺命令を撤回するように迫った。
 
 心平の手元にやっと大文からの、刺客のうちの三人の写真が届いた。刑事たちも協力して、病院内を探し始めた。母は病院のひとけのない一画にいたが、倒れそうになったところを看護師に見いだされた。だが、ハッと気がつくとそこは死体安置室だった。看護師は刺客の一人だったのだ。女刺客が注射器を手に、彼女に迫る。
  行直と心平は母を探しているとき、エレベータ内で三人の刺客を発見した。心平は一人で三人を相手にして、その間に弟に母を探すよう命じた。行直は死体安置室の冷凍庫の中で母を発見した。だが、母はそのときすでに行直が誰だかわからなくなっていた。そして、心平だけが自分の子供だというのだった。

 

| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
6話。天明と嘉樂にーちゃんのアクションもてんこ盛り。
 養父の死んだ日。心平はチンピラたちと路地で鍋を食べていた。そこへ敵が襲ってきて、乱闘になった。養父は心平が危ないと見て乱闘に飛び込み、敵を撃ったが、自分も刺されてしまった。ちょうどそのとき、パトロール中の行直がやってきた。だが、養父は死んでしまったのだった。

 医者は母の脳に腫瘍があって、それが脳神経を圧迫しているのが記憶の喪失の原因だと推測した。叔母は行直に、母が自分の行く末を案じて、不動産を行直の名に書き換えたことを告げた。

 行直の上司はニセ粉ミルク事件が進展しないことを叱り飛ばした。刑事たちは、上司が仕事のことばかり言って行直の母親のことを一言も案じないのに不満をもった。そして、丹青がもう数日、署に現れないことを不思議に思った。

 白純は心平に、母親のことを心配しすぎないようにと慰めた。そして、兄弟の情は一生不変なものだと語った。そのことで心平はまた昔のことを思い出した。

 大頭の妻がなぜか誘拐されてしまった。メンツを考えた大頭は「拆局專家」に妻を取り戻してくれと依頼した。大頭は、弟のやったことだと決めてかかっていた。

 心平は、白純と大文が自分から仕事を始めたことを不思議に思った。実は二人は、心平の負担を軽くして、母の見舞いに行けるようにと気を遣ったのだった。雷蕾は心平について病院に行った。心平は病室の外からそっと、こん睡状態の母親を見つめていた。そこへ叔母がやってきて心平を見つけた。叔母は、最初の夫が死んだあと、母がどんなに苦労したんとを心平に語った。あのとき養父が現れなかったら、どうなっていたかわからない、と。そして、家に戻ってやり直してみるよう心平に勧めるのだった。
 雷蕾は病室の外で行直と出会い、母のために兄を憎む気持ちを少しの間忘れてほしいと訴えた。もし母が、日夜気にしている心平の声を身近に聞いたら目を覚ますのではないか、と。
 行直は家に戻って、部下たちが家の掃除をしてくれているのを知り、感激した。
 だが、そのとき丹青が急に全員を呼び寄せた。行直が部下を連れて行くと、丹青は自力でニセ粉ミルクの工場を発見したいきさつを説明した。この数日、丹青はいろいろ変装をして、粉ミルクの空き缶を回収している「奶粉東」という人物に近づき、工場を突き止めることに成功したのだ。丹青はそこで細頭を逮捕することを願っていた。
 行直は丹青が、行直が母に付き添えるようにと一人で捜査をしていたことに感激した。しかし、一人は危険なので部下のバックアップが必要だと忠告もした。
 刑事たちは工場を襲撃して、奶粉東に細頭の隠れている場所を教えるよう強要した。丹青は逮捕状を申請しようとしたが、行直は先を見越して、先に逮捕状を請求していた。刑事たちは細頭が隠れているというホテルを強襲したが、細頭の姿はなく、彼のノートパソコンだけが残っていた。しかしそのメールの解析から、細頭の所在を発見することができた。

 「拆局專家」はすでに、細頭がニセ粉ミルク提供元である大陸の組織と談判するつもりであることをつかみ、心平と大文が様子をうかがっていた。細頭は大陸の組織に兄の妻を返すよう要求したが、組織は誘拐を否定した。そして、工場が警察に踏み込まれたことをなじり、細頭に損害を賠償しろと迫った。双方は乱闘になったが、心平が混乱の隙をつき、細頭を連れて逃げた。
 細頭は自分が誘拐したのではないと訴えた。心平は兄と話をして事を収めるように忠告した。兄弟は面会した。細頭が自分は事件にかかわっていないことを訴えても、大頭は弟がやったことだと言い張り、怒りにまかせてナイフで切り付けようとしたが、心平に制止された。
 大頭は手下に三人を追わせた。心平と大文は逃げ出すことに成功したが、細頭は捕まってボコボコにされた。そのうえ、大頭はナイフをかざして迫ってくる。彼の目に殺意がひらめくのを見て、心平は大声で彼を止めようとした。
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
5話概要 なんだ天明キャラって昔からの子分だったんか‥
 行直が母につきそって公団住宅へ往診に出かけたとき、子どもが死にそうになっているところへ行きあった。その子供は母の漢方薬でも病状が好転していなかったが、粉ミルクを飲んだとたんに悪化したのだ。行直が救急車を呼んで子供を病院に運んだ。医者は、粉ミルクにメラミンが含まれているため尿道結石になったのだと診断したが、子供の母親は、ちゃんとした店で正規の品を買ったと主張した。

 香港の粉ミルクの品薄に付け込んだニセ粉ミルク事件が世相を騒がせ、警察も本腰を入れることになった。偉權は見習督察(警部補)の趙丹青(チウ・タンチェン)にO記A隊の指揮官を命じ、粉ミルク事件を追わせることにした。丹青は、すでにニセ粉ミルクの流通経路は把握しているので、あとは組織を追いつけてつぶすだけだと公言した。
 偉權は丹青と記者会見をして、市民に情報の提供を呼びかけた。O記A隊は天から降ってわいた上司に不満を持っていたが、オフィスにやってきた丹青がすでに刑事たちの嗜好や背景を把握しているのを見て、さらに反感をもった。
 丹青は情報屋から、細頭の一の子分が老鼠強(ろうしゅーきょん)であると突き止め、逮捕に乗り出した。行直は丹青とチームで張りこみをすることになった。そのとき丹青は、この直前にタイで麻薬の潜入捜査をしていたことを話し、行直は内心、彼女の実戦経験が豊富であることに舌を巻いた。
 老鼠強が現れ、逃げようとしたが丹青はやすやすと彼を取り押さえた。アジトにはたくさんの盗品が隠されていた。そこでカットか、心平の身分証を見つけた。

 鳳儀は自分がどんどん人の顔を忘れていくのではないかと恐れ、携帯に写真を撮って何度も確認していた。医者は、郊外で自然に触れるなどしてリラックスすることを勧めた。そこで行直は母を連れてランタオ島のゴンピン360に乗った。母は次々と昔のことを話し、上機嫌だった。
 大仏に参拝したあと、母は思い出したことをどんどんノートに書き留めていた。ノートには、今後やりたいことも書くことにした。彼女が一番に書いたのは、かつての親友であった華碧に会いたいこと。そして、心平を呼んで夕ご飯を食べさせたいということだった。
 母のため、行直は心平を尾行して、家へ夕ご飯を食べに來るようにと伝えた。心平の内心がよくわかっている雷蕾明が、彼の代わりに承諾した。母は心平が戻ってくると知り、大喜びで夕飯の用意をした。雷蕾も心平の母に会うためにおしゃれをした。心平は、たかが家に戻って食事をするだけじゃないかと口では言ったが、果物カゴなどを用意している。だが、家に向かう途中で何度も言い訳を思いついては時間を遅らせようとするのだった。
 母は、チンピラに切り刻まれた心平を大文がかつぎこんできたことなどを思い出しながら、心平を待ちこがれていた。行直は、パトロール中にチンピラを前に困っていたとき、養父が助けてくれたことを思い出した。そしてある晩、養父は心平が黒社会の大物とシマを奪い合っているという情報を得て、行直以外の家族はみんな心平の身の上を心配していたのだった。
 待ちかねた叔母にうながされ、行直が心平に電話をしようとしたとき、母が急に倒れた。行直は救急車を呼んで、付き添って病院に向かった。そのときちょうど心平が家に着いて、マンションの玄関にとまっている救急車を見かけた。そして、エレベータの中で住人から、運ばれているのが自分の母親だと知らされた。
 
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
4話概要 弟が兄の声を聴いて幻を見る演出もなんかの映画っぽいな‥
 心平は撃たれてから左手が上手く使えない。雷蕾は普段めったに心平がそんな失敗をしないのにと心配した。心平は羅庚が今年自分が厄年にあたるので災難が訪れると予言したことを話し、それがきっかけで養父の麥繼光が死んだときのことを思い出す。また、心平は、妹がイギリスに留学しており、十年以上会っていないのでもう会っても顔もわからないだろうと話した。

 行直はずっと養父を英雄視しており、ゆえに警官になった。行直は昔、パトロールのとき、心平が誰かを殴りつけているのに行き会って銃を向けたが、どうしても引き金が引けなかったことを思い出した。
 そのとき、行直の電話が鳴った。心平からだった。彼は行直が仕事に忠実に発砲したことを褒め、USBを車内に置いておいたことを告げた。兄はその内容を使って手柄を立てるように言ったが、行直は結局、USBを上司に渡した。

 跌打館では二つのサツカーチームが治療に押しかけて大忙し。なのに行直の母の鳳儀は家へ包帯を取りに戻ったまま戻らない。叔母にそのことを聞いた行直はすぐに家に戻り、母がそのことを忘れているのを知った。
 親子は食事の後、散歩に出た。母は行直と心平の本当の父親である司徒老實のことを語った。跌打館は亡き父のものだったが、病気のせいで辞めなくてはならなくなるかも、と嘆く。母は、実の父が死んだせいで心平がぐれたこと、けれども彼は本当は善人であるという。しかし行直は、法律を破るものは悪人だ、と断言する。
 話の間に二人は妹のことも回想した。彼女はも長い間香港に戻ってこない。母は、娘もまた母に背く子だと慨嘆する。
 夜中、行直は一人で客間で古い映画を観ていて、三兄弟と母親の幸せな頃を思い出す。

 心平は飛行場でスリに財布を盗まれ、出国できなくなった。雷蕾に事情を告げ、急いで来なくてもいいと電話するが、雷蕾しそのとき、親友の祁(ケイケイ)と公道でカーレースの最中だった。負けず嫌いの雷蕾はセンターラインをオーバーして祁の車を追い越した。
 祁は雷蕾の母親である華碧のために、雷蕾を説得して家に顔を出させた。しかし行ってみると、母親は彼女のために盛大なパーティを開いていた。会場にはゲストとして風水師の羅庚も来ており、雷蕾はまなじりを逆立てる。
 母はたくさんの上流階級の男を雷蕾に紹介し、心平との付き合いを許さないと言う。カッとなった雷蕾は、人々の面前で祁にキスしてみせることで抗議の意志を表した。本当は親子は互いを大事に思っている。その証拠に、母は娘に会うため仕事の面会を遅らせ、一度は腹をたてて飛び出した雷蕾も、プレゼントを渡すために家へ戻る。しかし二人は面と向かうと悪口雑言を投げつけあうばかりだった。

 大文は心平がどんなふうに財布をスラれたか実地に説明してみせたが、どっちにしろ心平は香港にとどまるしかなかった。そのとき突然、雷蕾が高価なクラシック・カーでやってきた。それを見て、心平は雷蕾が腹を立てていることを看破した。雷蕾は、車を心平のクレジット・カードで買ったと話した。二人が車の前で写真を撮ろうとしたら、車が動き出して心平を轢きそうになった。
 次々に災難が訪れるのを見て、心平は再び羅庚の忠告を思い出した。雷蕾は羅庚に面会したらどうかと提案したが、ちょうどそのとき、羅庚から心平に電話があった。

 羅庚は心平を連れて、黒社会のボスである細頭(さいたう)のシマに出かけた。そこでは、細頭と彼の兄が争っていた。兄の大頭(だいたう)は粉ミルクの密輸をシノギにしており、細頭はそのシノギに混ぜてもらえないことを不満に思い、空のミルク缶を回収し、そこにニセの粉ミルクを詰めて売ることで暴利をむさぼっていた。大頭は、人の命をなんとも思わない弟の商売のやり方に腹を立て、弟をこらしめようとしていたのだ。
 羅庚は二人を止めようとした。心平はわざと弟を殴り倒すことで兄の気持ちを収めた。だが、弟が殴られるのを見て大頭は心臓発作を起こしかけた。

 心平は羅庚を車に乗せて退散した。羅庚は心平のために災害よけのおまじないをしてやろうというが、心平は自分の他は何も信じていないと言い返した。だが、そのとき車が急に故障した。羅庚がお守りをミラーにかけると車は動きだし、羅庚は自分の言葉に耳を傾けるようにと心平に忠告した。
| 星野ケイ | 星野ケイ | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |