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【同人誌】K・K・MONSTERS 13
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2006.09.01 Friday 23:10K・K・MONSTERS 13
〜マリッジ・ブルー・パニック〜
■ 発行日 2006年 9月 1日
■ コピー本、A5サイズ、36P
■ 小説
■ 星野ケイ(著)
■ 『K・K・MONSTERS』シリーズ
「すまん!」
続きは本文で。
いきなり目の前で土下座され、リカオンはたまげた。
「な、な、何!?なにごと!?」
取るものもとりあえずアタフタとベッドから下りようとして、長い足を毛布の端に引っかけた。頭から床に転がり落ち、額を押さえて声もなくうずくまる。しかし、そういうときいつも『このバカ!』と罵るはずの大牙は、あいかわらずリカオンの前でぴたりと土下座をしたまま、姿勢を崩そうともしなかった。
「いてて……」
やっとのことで目を上げると、床から同じぐらいの位置にある大牙の目が、まっすぐにリカオンを見つめていた。
厳粛、という表現がいちばんぴったりくるだろうか。
大牙がリカオンの前でこんな真剣な顔をすることは、滅多にない。それに、こんなにすまなそうな表情をするのも。
「た、大牙?」
おそるおそる、リカオンは呼びかけた。
「すまんって……なにがあったのさ?」
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